矯正について
当院の矯正歯科治療は、日本矯正歯科学会認定医の資格を持った矯正歯科医が担当します。矯正歯科医は矯正歯科治療のみを担当し、虫歯の治療や抜歯などその他の治療については、これまで通り担当医が行います。そのため、担当医と矯正歯科医が密に話し合いながら、連携して治療を進めることができます。症例によっては、インプラントや審美歯科と連携した矯正歯科治療を行うこともできます。もし矯正歯科治療中に虫歯ができてしまった場合、同じ日に矯正歯科治療と虫歯の治療を進めることもできます。
矯正日のお知らせ
小児矯正について
小児矯正は本格的な矯正治療よりも前に行い、「咬合誘導」を重視する側面があります。歯を動かしたり抜歯したりするのではなく、歯やあごの正しい成長をめざした治療を行います。咬合誘導により歯並びが安定しやすく、後戻りのリスク軽減や今後の本格的な矯正治療が不要になるケースもあります。
美しい歯並びや正しいかみ合わせは、見た目以外に集中力や持続力を向上させ、消化吸収を促進するなど、お子様の健やかな発育にもつながります。 お子様の歯並びやかみ合わせに関する不安、検診で指摘された場合には、お早めに当院までご相談ください。
矯正装置の種類
床矯正
床矯正ではプレート型の装置を使用し、装置のネジを回すと、段階的に歯列の幅が広がっていきます。歯が正しく生え揃うためのスペースを確保しやすくなり、抜歯をするリスクを軽減できます。また、装置は取り外しが可能であり、食事や歯磨きを妨げる心配がほとんどありません。床矯正はあごの成長段階である小児矯正に適しています。
※治療期間や通院回数は症例によって異なる場合がございます。予めご了承くださいませ。
- 治療期間
- 2年前後
- 来院頻度
- 4~6週に1回
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メリット
- 抜歯をしなくても、永久歯が並ぶ可能性が高まる
- 矯正装置の取り外しが可能であり虫歯の予防につながる
- 食事や歯磨きの妨げになりにくい
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デメリット
- 自費診療の対象
- 後戻りするリスクがある
- 床矯正を適用できるタイミングが限定される
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は一般的な矯正方法です。ワイヤーや装置の金属色が原因で、矯正治療中の見た目が気になるというお声も多く頂いておりました。そこで当院では、歯に取り付ける矯正装置が歯と同じ色の透明のタイプをご用意し、目立ちにくいワイヤー矯正のご案内が可能です。またワイヤーの色も変更し、より目立ちにくさにこだわったご要望にも対応いたします。
※治療期間や通院回数は症例によって異なる場合がございます。予めご了承くださいませ。
- 治療期間
- 2年前後
- 来院頻度
- 6回~24回程度
※症例によって異なる場合がございます。
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メリット
- 幅広い症例に対応可能
- 歴史が古く症例数も多い矯正方法
- 症例に合わせて調整しやすい
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デメリット
- 矯正装置が目立ちやすい可能性がある
- 歯磨きといったセルフケアがむずかしい
- 矯正装置の装着に違和感を感じることもある
治療の流れ
Flow01カウンセリング
(所要時間:30~60分程度)
カウンセリングでは、現在のお悩みやご要望などを何でも話せる時間です。矯正治療に必要な期間や費用、メリット・デメリット、矯正装置の種類、歯並びやかみ合わせに関する質問など、気になることは何でもご相談ください。
Flow02精密検査
(所要時間:60分程度)
カウンセリング後は精密検査を行います。専用の機器を使用し、歯並びやかみ合わせの状態、骨格や歯の生え方などを明らかにします。当日は歯型の型取りやかみ合わせの検査、レントゲン撮影(頭部・口腔内)、写真撮影(口腔内・顔貌)、虫歯や歯周病の有無も検査します。
Flow03診断と治療計画の説明
(所要時間:30~60分程度)
精密検査の結果が出るまで、約1週間~2週間程度かかります。カウンセリングや精密検査の結果をもとに、治療計画についてご説明いたします。 この段階で、治療期間や通院回数、費用、抜歯の有無なども決まります。分からないことは遠慮せずに、何でもご質問ください。治療計画にご理解・ご納得いただきましたら、矯正治療の開始に向けてさらに準備を進めます。
Flow04歯列矯正の準備
精密検査から虫歯や歯周病が明らかになった場合、悪化を防ぐためにも治療が必要です。矯正装置により磨き残しが増える可能性があり、虫歯や歯周病が進行するリスクが高まります。治療で健康な状態を取り戻してから、矯正治療を開始します。当院では歯磨き指導にも力を入れており、患者様に合わせて正しい歯磨きの方法のアドバイスが可能です。また、抜歯が必要な場合は、この段階で抜歯を検討します。
Flow05歯列矯正の開始・装置の装着(所要時間:30~60分程度)
準備を経て矯正治療を開始します。矯正装置を装着し、装置の取り扱いやセルフケアの方法、日常生活での注意事項などをご説明いたします。
ここから約1年半~2年程度の時間を欠けて、歯並びやかみ合わせの正しい状態を作っていきます。
Flow06調整期間・定期通院
通院期間:1年半~2年程度
(1回/月程度)/調整時間:(30~90分程度)
個人差はありますが、矯正期間は約1年半~2年程度です。定期的に通院していただき、ワイヤーを調整しながら歯を移動させていきます。また、歯のクリーニングや歯磨き指導も行い、虫歯や歯周病の予防もめざします。
治療開始1か月
矯正治療の開始から1か月程度は、矯正装置に慣れるための期間だと思ってください。はじめは「噛む時に痛みを感じる」「食べ物が引っかかる」「歯磨きがしづらい」など、さまざまな違和感を覚えるかもしれません。ほとんどの方は時間の経過とともに、矯正装置の装着に慣れていきますのでご安心ください。
治療開始~6か月
矯正装置にも慣れて、装着時の違和感も少なくなっていることでしょう。歯の動く幅が大きく、歯並びの変化を顕著に感じられる時期です。ガタガタしていた前歯がきれいに並び始め、抜歯による隙間が埋まってくるなど、口元の変化が矯正治療のモチベーションアップにもつながります。
治療開始1年
矯正治療の開始から1年が経過すると、歯並びの多くが整うようになります。矯正治療の目的は、「歯の移動」から「かみ合わせや隙間の調整」などへ移行し、調整期間へと進んでいきます。今後は目に見える変化が少なく、順調に進んでいるか不安に思う方もいらっしゃいますが、お口の中は着実に変化していますのでご安心ください。
治療開始1年半 最終仕上げ
仕上げの段階では、見た目と機能性を両立した歯並びをめざします。矯正治療の中でも非常に重要な工程であり、6か月以上の時間をかけながら、かみ合わせを中心に調整していきます。歯並びやかみ合わせの状態によっては、新しい装置の装着や顎間ゴム(エラスティックゴム)などが必要です。中だるみしやすい期間ですが、矯正治療の完了までもう少しです。当院と一緒に最後まで取り組みましょう!
Flow07装置の取り外し・リテーナーで保定
歯並びやかみ合わせを整えた後は矯正装置を取り外し、「保定」へと移行します。リテーナーと呼ばれる保定装置を装着し、歯並びの安定と後戻りの防止をめざします。
個人差がありますが、保定期間は1年~3年程度です。期間中は3か月~6か月に1回のペースで通院していただき、定期観察を行います。これら7つのステップをすべて経て、矯正治療は完了となります
料金表
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矯正相談料¥3,300
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精密検査料¥33,000
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便宜抜歯料(1本につき)¥11,000
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インプラント固定料(1本につき)¥11,000
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片顎の部分的矯正治療¥330,000
※装置により費用が異なる場合がございます。
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上下顎の部分的矯正治療¥550,000
※装置により費用が異なる場合がございます。
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片顎全体の矯正治療¥550,000
※装置により費用が異なる場合がございます。
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上下全体の矯正治療 永久歯列期¥880,000
※装置により費用が異なる場合がございます。
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上下全体の矯正治療 混合歯列期第一期治療 ¥165,000~¥330,000
第二期治療 ¥517,000~¥682,000※床矯正は第一期治療に含まれます。装置により費用が異なる場合がございます。